みなさんこんにちはActibu Outdoorのヤスです。
アウトドア全般、特に釣りと登山が好きで、昔から登山と釣りにすきあらば行っております。
現在はフランスにいることから、Actibu Chと言うYouTubeチャンネルで、主にフランスの釣りの様子を配信してます。登山やキャンプもおり混ぜたいと思ってますが、現在は釣りメインと言うことなので、興味があれば覗いてみてください。
そして、今回は念願のフランスシャモニーからヨーロッパ最高峰のモンブランに初挑戦した時の記事になります。
反省を生かし新調したギアの紹介や、実際に参加したガイド登山のプログラムも含め紹介したいと思います。
以前の反省から新調したもの
この記事がフランスに来て初めてアルプスでチャレンジしたガイド登山のアルパインクライミングの様子です。
この時アルパインクライミングを本格的にするのは初めてだった、ため持っていない装備が数多くあり、この経験から、今回は下記の装備を新しく新調しました。
- ザック
- ピッケル
- ヘルメット
- トレッキングポール
ザック GREGORY ALPINISTO 35
以前はGREGPRY Z40を使用しましたが。普通のハイキングでは最適なザックですが、アルパイン登山では使いずらかったので、同じGREGORY のALPINISTO 35を購入。
日帰り登山用と縦走用のザック全てGREGORYだったため、揃えたくGREGORYのアルパイン用のザックにしました。
個人的には、色も、デザインも気に入ったため、よかったです。
機能的にも満足です。主によかった機能は:
- ウェストサポーター部分が取り外し可能なこと。崖や岩の間を入っていくようなことが多く邪魔な時は外せます。
- アイゼンを入れることの出来るポケットが付いていて便利。正面真ん中に見えている部分です。アイゼンを外している時、さっとこの部分に収納することが出来て便利。
- ピッケルを簡単に取り付けることが出来ます。
ピッケル ペツル(PETZL)
PETZLのピッケルを購入しました。 理由は、フランスにいることもあるのでフランスメーカーのぺツル(PETZL)推し。デザインも好きです。
色々ラインナップがある中で、何故この形状(タイプ)のピッケルにしたかは、
以前初めてアルパインに挑戦した時は、ピッケルをレンタルして、そのピッケルが、写真のピッケルのように曲がっておらずストレートなもので、何も付いていないシンプルなものでした。
初めてのアプパインで怖さと緊張から物凄い力が入ってしまい、終盤握力がなくなってきた時に、持つところに滑り止めも付いておらず、抜けてしまいそうで怖かったので、
このぺツルのピッケルのように可動式のツメ?(フィンガー)が付いているものを選びました。ここに拳や、指を引っ掛けることが出来、非常に握ったり、体を引き上げるのが楽になります。
また湾曲していることで、岩にもひっかけやすく使いやすいです。
ヘルメット Black Diamond
単純に色々お店で試した結果、しっくりくるのがBlack Diamondのものだっただけです 笑。
最初はぺツルにしようと思いましたが、頭の大きな自分には一番大きなサイズではフィットしなかったので、試着をお勧めします。
トレッキングポール
以前トレッキングポールなしでの雪の上での長時間の方向が疲れてしまったので、今回は少し邪魔になりますが、トレッキングポールを持参しました。
崖のようなところを登っている時は使うことはありませんが、下山後など勾配の緩いところを長時間歩く際は、とても助かります。
本題の今回の登山日程と内容
- 1日目:メールドグラース氷河の上で、アイゼン&ピッケルワーク
- 2日目:エギーユ・デュ・ミディ(3,842 m)でミックスルート 登山
- 3日目:モンブランノーマルルートでゲーテ小屋までいく予定が天候に恵まれず、麓で行くことが出来ないことが決定。代わりにクライミングジムに連れて行ってもらう。
- 4日目:急遽、ガイドがイタリア側なら天気が良いということで、宿泊小屋の予約をしてくれ、イタリア最高峰グランパラディソ(Gran Paradiso)4061mを目指すことに。まずは中腹の小屋まで上がり1泊。
- 5日目:早朝、アタック開始。Gran Paradiso登頂&下山。
- 6日目:近くの岩場でロッククライミングして遊ぶ
一先ずシャモニーでゆっくり
シャモニーは壮大な山々に囲まれていて、景色は圧巻。そして美しい。
このレストランはいつも絶対行くイタリアン。美味しいです!
宿泊先のホテル。キッチンもついていて快適。
1日目:メールドグラース氷河
初日はメールドグラース氷河でアイゼンとピッケルワークの練習。ガイドが自分たちの技量を見る意味もあります。
氷河まで降りるのに、この写真に見えている3倍ほどの崖にかかっているハシゴをおります。写真は中腹のハシゴが緩くなっているところなので、どうでもないですが、
結構これが怖い 笑。
ピッケルを使い、アイスクライミングの練習もします。
2日目:エギーユ・デュ・ミディ(3,842 m)
2度目のエギーユ・デュ・ミディ。2度目ということもあり、少し余裕がありました。
装備も反省を生かしてアップグレードしてますし。
それに、この日は天気が悪くて下がほとんど見えなかったので、高度感を感じずに怖くなかったです。
1度目は晴れていたので、崖下が丸見え、初めてということもあり、怖かったーーー 汗。
3日目:モンブラン!?
3日はいよいよノーマルルートでのモンブランへの挑戦だったんですが、天気に恵まれず、
モンブランは強風と大雪のため、登れる状況出ないということで、モンブランは断念。
登山鉄道で一番最新の情報がわかる麓まで来ましたが、写真は登れないことが判明どうしようか話しているところです。
この日は仕方がないので、ガイドがクライミングジムに連れて行ってくれました。
4日目:イタリア最高峰グランパラディソ(Gran Paradiso)4061m
イタリア側は天気が比較的悪くないということで、急遽ガイドが山小屋の予約を無理くりねじ込んでくれ、
イタリアの最高峰グランドパラディソに挑戦することに!
グランパラディソの麓でまずはランチ。フランスの定番。ハムとチーズのサンドイッチ。
ガイドが使っているナイフもオピネルナイフでした。
翌日早朝にアタックをするための中腹のロッジまでハイキング。景色も最高。
ロッジから上を見上げると雲で覆われ全容が全くわからない。どんな山かも知らないので、少し怖い。
この日はご飯を食べ、ここで就寝。明日は早朝に起きてアタック開始。
5日目:イタリア最高峰グランパラディソ(Gran Paradiso)4061mへアタック
真っ暗なうちに山小屋を後にして、山頂を目指す。
グランドパラディソは一切テクニカルな箇所はない山で、ひたすら歩いて歩いて歩いて。
途中、巨大なセラックが上に見えるところを通過するところがあったので、怖かったですが、それ以外は山頂付近の急斜面くらい。
山頂付近はモンブランの天気が悪かったからか、自分たちと同じようにこちらに変更してきた登山者が多かったのか、激混み、、、
この先が厳密に言えば、山頂なのだが、待っていると時間が相当かかりそうだったので、みんなで話し、ほぼ山頂ということで、すぐそこに見える山頂を後にし、下山開始。
下山も歩いて歩いて歩いて。相当足が疲れているので、下りは足の踏ん張りがきかずによろよろ、、、
鍛え方が足りません、、、。
無事にみんなで下山。ホッとしたのと疲労でヨロヨロ 笑。
今回はガイド2人に先輩方を含め4人の計6名での山行でした。
モンブランは本当に残念でしたが、イタリアの最高峰に登れ満足。
天気ばかりはしょうがないので、モンブランリベンジをここに誓う。
この日はリードのワールドカップも開催されており、野口啓代や小林由佳、安間佐千選手を生で見れ興奮。野口啓代選手にも握手してもらいました 笑。
6日目:近くで岩登りして遊ぶ
最終日は体こそ疲れていたが、せっかくシャモニーにいるので、最終日も近くのクライミングスポットでリードクライミング。外岩はボルダリングもそうだが、やっぱり楽しい。
モンブランは絶対リベンジすると再度近い、パリに帰りました。