みなさん始めまして、Actibu Outdoorのヤスです!
現在フランス在住の会社員なんですが、アウトドアが好きで、特に登山、釣り、そしてサイクリングを休日にはよく楽しんでます。
好きがこうじてか、ヨーロッパ最高峰のモンブランにも登ることが出来ました。
今回は私も現在愛用していぺツル(PETZL)と言うフランスの登山装備や高所作業用の装備メーカーのクランポン(アイゼン)の紹介です。
- ぺツルのクランポン(アイゼン)のラインナップ
- 各クランポンの特徴
- 関連記事の紹介
- 関連アイテムの紹介
ぺツル (PETZL)のクランポンラインナップ
- 雪上歩行やマウンテニアリング用
- マウンテニアリング用
- アイスクライミング用
ぺツルのバインディングの名称
フィル(FIL):爪先コバ用(いわゆるワンタッチ式)
フィルフレックス(FIL FLEX):爪先コバが無いブーツ用(いわゆるセミワンタッチ 式)
レバーロックユニバーサル(LLU):ヒールにコバがあるブーツに対応。爪先のパーツ交換にて爪先のコバの有無に対応出来るモデル。
レバーロックフィル(LLF)・ワンタッチ式
フレックスロック (FL)・いわゆるストラップ式(爪先&ヒール共にコバ無しのブーツ用)
ぺツルクランポン一覧表
名称 | 定価 | 重量 | 爪数 | 使用用途 |
---|---|---|---|---|
レオパードFL | ¥16,500 (税込¥18,150) | 360 g | 10本 | 雪上歩行&マウンテニアリング |
レオパード(LLF) | ¥16,500 (税込¥18,150) | 330 g | 10本 | 雪上歩行&マウンテニアリング |
イルビスハイブリッド | ¥18,000 (税込¥19,800) | FIL:505g(アンチスノーなし:460g) FIL FLEX :540g(アンチスノーなし:495g) | 10本 | 雪上歩行&マウンテニアリング |
イルビス (LLU) | ¥16,000(税込¥17,600) | 730 g (FIL) / 765 g (FIL FLEX) | 10本 | マウンテニアリング |
イルビス (FL) | ¥15,000(税込¥16,500) | 710 g | 10本 | マウンテニアリング |
バサック(LLU) | ¥19,000(税込¥20,900) | 840 g (FIL) / 875 g (FIL FLEX) | 12本 | マウンテニアリング |
バサック(FL) | ¥18,000(税込¥19,800) | 875 g | 12本 | マウンテニアリング |
サルケン(LLU) | ¥22,000(税込¥24,200) | (FIL) 870g / (FIL FLEX) 905g | 12本 | マウンテニアリング |
リンクス(LLU) | ¥25,000(税込¥27,500) | 1020 g | 14本 | アイスクライミング |
ダート | ¥28,000(税込¥30,800) | 820g | 12本 | アイスクライミング |
雪上歩行&マウンテニアリング
レオパード FL(フレックスロック)・コバ無ブーツ用
これめちゃ良さそう!
私が、雪山を初めて最初のクランポンを探した時にはこのモデルがなかったんじゃけど、当時これがあったらこれ買ってますね!
最初にコバがついていない、3シーズン用の重登山靴で残雪期や初冬の積雪の少ない時期に雪山を始めるなら、下手なチェーンスパイクや、中途半端な4本爪のスパイクとか買うより、それに匹敵するくらいコンパクトになりそうじゃし、
4本〜8本爪や、チェーンスパイクに比べても、安心感がありそうなので、コバ無の重登山靴で雪山を始めるなら、これかなり良さそうです!
レオパード LLF(レバーロックフィル)・ワンタッチ式
個人的にこれは既に両方にコバのついた厳冬期用のブーツを持っていて、既に12本以上のクランポンも持っているけど、
本格的なマウンテニアリングやアイスクライミングの要素もないような、雪上トレッキングやテクニカルなとこがないようなところでの雪山登山の際に、
より軽量にコンパクトにしたい人向けですかね、、、
厳冬期用に両方にコバのついた厳冬期用のブーツを新調するけど、今後テクニカルなコースには絶対いきません!!
って方にもこれでも十分かもしれないです。
イルビス ハイブリッド
これも上記とほぼ同じ。
セミワンタッチ にも対応しているので、爪先にコバがない冬用ブーツの方で、軽量な物にしたい方や、
ヒールにのみコバのついているブーツを持っている方でも対応しているので、そのような方で、ほぼ雪上トレッキングしかしないだろう方はこちらで十分かもですね。
マウンテニアリング クランポン
イルビス(LLU)&(FL)・ワンタッチ&セミワンタッチ 対応 & ストラップ式
バサック(LLU)&(FL)・ワンタッチ&セミワンタッチ 対応 & ストラップ式
イルビスとバサックと言うこちらのモデルはストラップ式の物、セミワンタッチ 式、そしてワンタッチ式のものとあり、どのタイプのブーツにも合うものを見つけれそうですが、
個人的には買わないかなって思っちゃいます。
雪上トレッキングくらいなら、最初の紹介したレオパードシリーズかイルビスハイブリッドで十分で、軽量ですし、複合ルートなどのマウンテニアリングになってくると、少し物足りない位置にいるシリーズなので、
個人的には買わないですね。
と言っても悪いわけではないです。1番無難なところなので、基本的にはこのシリーズで正直十分といった感じ。
大抵のことはこのクランポンがあれば出来てしまいますね。
私は、アイスクライミングなどの要素も入った複合ルートなどにも挑戦することを考えた上での話なので少し偏った意見かもしれませんが、
単純な雪上歩行だけでなく、これからピッケルも駆使して、アイスクライミングの要素があるようなコースなどにチャレンジしたい方は、これより、後に紹介するクランポンの方がおすすめだと思います。
サルケン(LLU)ワンタッチ&セミワンタッチ 対応
こちらはストラップ式が存在せずに、ヒールだけにコバがあるセミワンタッチ 式もしくは、両方にコバのあるワンタッチ式のタイプです。爪先のパーツを交換するだけでワンタッチ式、セミワンタッチ 式と変えることが出来ます。
前に紹介した、イルビスとバサックとの違いは、前の爪が縦爪であること。
爪の形状をみてもらうと分かると思いますが、イルビスとバサックは横爪と呼ばれるタイプで、横爪でもアイスクライミングが出来ないわけじゃありません。
十分に出来ますが、縦爪のタイプの方が氷に爪を突き立てやすいので、楽です。
特に初心者だと氷にうまく爪を突き立てられないと大変な思いをするし、疲れてしまうので、雪山を初めて、いつかはテクニカルなアイスクライミングの要素もあるようなところを登りたい!と言うのであれば、最初からこの縦爪のものを自分はおすすめします。と言うか自分なら縦爪を買います。
アイスクライミング クランポン
リンクス(LLU)ワンタッチ&セミワンタッチ 対応(1番おすすめ!!)
私も愛用していて、素直におすすめの出来るモデルです。
サルケンとの違いは、前の爪をボルト1本で、突き出す長さを短くしたり、長くしたり、2本を1本だけにしたり、右と左の長さを変えたりすることが出来ます。
注意はその分重量が重たくなります!
しかし、色んな状況に応じて爪の位置を変更出来るので、その点に関しては個人的には非常に便利で、色んなシチュエーションに応じて、そして色んなレベルに応じて使うことが出来る万能なクランポンです。
テクニカルなところが無いコースでのトレッキングであれば、引っ掛かりを少なくするために前の爪を短くすれば良いし、アイスクライミングのようなクライミング要素の多いコースでは前の爪を長くして、クライミング仕様にしたり、
アイスクライミングしかしないよ!みたいなシチュエーションがあれば前爪をモノポイント(1本爪)にしてアイスクライミングを楽しむことも出来ます。
厳冬期の雪山登山を本格的に初めていきたいなら、長く使える良い相棒になること間違い無し!
レビュー記事もあるので興味があれば覗いてみてください。
ダート
こちらのモデルはリンクスよりクライミングに特化したモデルになります。
セミワンタッチ には対応しておらず、ワンタッチ式のみのモデルで、
前爪(フロントポイント)の数や長さを調整できるのは同じですが、より軽量にアイスクライミングに特化した物になっています。
リンクスも基本はそうですが、ダートはかなり上級者向けなので、ダートが必要だなと思った時に買うようなクランポンだと思います。
関連記事
クランポンの選び方の記事です。私の独断と偏見な選び方なので参考までに!
ぺツル リンクスのレビュー記事:
上記でも紹介した私も愛用しているクランポンのレビューです。
ブラックダイヤモンド セラックストラップのレビュー記事
ぺツルではありませんが、私が雪山を始めた時、コバのない3シーズン用の重登山靴に合わせて購入したストラップ式のクランポンです。
関連アイテム:
1番おすすめする ぺツル リンクス です。間違いのないクランポンなので、厳冬期登山で冬山用ブーツようにクランポンをお探しの方には素直におすすめ出来ます。
3シーズン用の重登山靴で一先ず積雪の少ない時期に雪山を始めたい方には、とても良いと思います。
私が探していた時にはまだなかったモデルですが、当時これがあったら、これ買ってましたね。