ヘルメット・ブラックダイヤモンド ベクター レビュー&インプレ・私のデカイ頭に合いました

ヘルメット・ブラックダイヤモンド ベクター レビュー&インプレ・私のデカイ頭に合いました
【ヘルメット】ブラックダイヤモンド ベクターをレビュー。私のデカイ頭に合いました。

ガイド登山でアルパインのミックスルート (複合ルート)用にブラックダイヤモンドのベクターを購入して、数年使っているのでそのレビューです。

初めてのガイド登山でアルパインにチャレンジした時はヘルメットを持っていなかったので、レンタルしたのですが、それ以降、ガイド登山でアルパインや外岩でのロッククライミング等やる様になったので、

自分のヘルメットが欲しく購入しました。

いかんせん、頭がデカイので、正直な話、ブラックダイヤモンドのベクターは当時、第2候補だったのですが、自分のデカイ頭を受けとめてくれたのが、ベクターと結ばれたきっかけです。

ベクターには打ち明けていないですが、第2候補でもずっと被っていると愛着が湧いてくるもので、今じゃあ色んな山を一緒に登った、頼れる相棒の一人です。

とは言っても、もう6〜7年使ってると、新しいのが欲しくなってしまいますが、、、

とは言ってもこのベクター、しっかりした作りで安心出来ます。それに普通にかっこいいし。

何と言っても、このデカイ頭にもフィットしてくれる懐のデカさ。

幸運な事に、ヨーロッパアルプスでのミックスルート のガイド登山や、イタリア最高峰グランドパラディソ、ヨーロッパ最高峰モンブランでも、落石から守ってくれたことはないですが、

岩場や崖を登る時はゴツゴツ岩に頭をぶつけることが多いので、それからは見事に守ってくれてます。

価格帯も安くはないですが、一番高いランクのヘルメットでなく、スペックも十分、しかもデカイ頭の人はお試しアレです!

ベクター(Black Diamond)サイズ感&スペック:

ベクター(Black Diamond)サイズ感&スペック:
 S / MM / L
頭の周囲53-59 cm58-63cm
重量230g245 g

頭の周囲:眉毛から3cm上の後頭部は一番出っ張っているところの周囲を計測

サイズ展開は S/M & M/L の2サイズ。

私の頭が、60.7~8cm くらいで、大きな方なので、私のヘルメットはM/Lです。63cmまで対応は嬉しいですね。

実際、フィットしないヘルメットも多いので、、、、涙

ベクターの外観&詳細:

ヘルメット外観:

ベクター(Black Diamond)サイズ感&スペック:ベクターの外観&詳細

ヘルメットのサイドとアゴ紐の部分にもブラックダイヤモンドのロゴが入ってます。

トップだけでなく、サイドもしっかりとカバーされるので、落石だけでなく、転倒や滑落した際に頭のサイドを叩きつけられた時にも守ってくれそうです。

ベクター(Black Diamond)サイズ感&スペック:ベクターの外観&詳細

後頭部は大きく穴が開けられており、通気性がよくなってます。

登ってる時は熱くなりますからね。通気性がいいのは助かります。

ヘルメット内側:

ベクター(Black Diamond)サイズ感&スペック:ベクターの外観&詳細

ヘルメット内側はこの様な感じ。

トップと額の部分の黒いクッションは取り外しができて洗うことができます。

ヘルメット固定ベルト:

ベクター(Black Diamond)サイズ感&スペック:ベクターの外観&詳細

後頭部部分には固定するためのスライド式のベルトもある為、ヘルメットがグラグラ動かない様に締め込むことが出来ます。

爪を持ち上げて、スライドさせるだけなので緩めるのも非常に簡単。

ヘッドライト装着:

ヘルメット前後にヘッドライト用のクリップが付いているので、この様にヘッドライトを装着することが出来ます。

クリップがある為、簡単には外れないので、山行中に何かの拍子にスポット抜けてしまう様なことはないので安心です。

ヘルメットって必要?

登山用のヘルメットの着用理由の一番は落石からの保護じゃあ思います。

基本的にハイキングやトレッキング、登山においても落石の危険がほとんどない様な場所では私もかぶりません。

しかし、アルパインの様な岩と氷のミックスルート や岩場や崖の様なところを急登する様な場面では、落石の危険が一気に増しますし、先行者の人が謝って落石を起こしてしまうこともあります。

小さな石であっても、高いところから高速で降ってくる石が頭に当たれば致命傷になりますからね。

またそうゆうところでは滑落の危険もありますし、滑落してロープがあったとしても振られて壁に頭を打つかもしれない、、、

ヘルメットをしていれば、滑落して重傷でも頭は守られ命はあるかもしれない。

それに岩場を急登していると、岩にゴツゴツ頭が当たります。落石を受けたことがないにしろ、写真の様にヘルメット傷だらけです、、、汗

ヘルメット!ガチ感が出て恥ずかしい!とか思ってヘルメットせずに大したことのない落石を受けて死んじゃあ笑えないですからね。

自己責任ですが、落石や滑落の危険がある様なところに行くなら、ヘルメットしていきましょう!

第1候補ペツル シロッコ:

出典:Petzl

当時、第1候補で欲しかったのがこのシロッコ。しかし、サイズが、、、少し小さかった、、、、

ReferencesS/MM/L
カラー白・オレンジ or 黒・オレンジ白・オレンジ or 黒・オレンジ
重量160 g170 g
頭の周囲48-58 cm53-61 cm

言わずと知れた、フランスのクライミングメーカー "Petzl" ペツルの超軽量ヘルメット”シロッコ”。

当時は以前のモデルで全体がフォーム素材でしたが、Black Diamondも大好きなメーカーですが、どちらかといったらペツル推しで、やはりこの軽さは魅力的でした。

しかし!ご覧の通り、対応サイズがM/Lであっても、61cmまで!

自分の頭が60.8cmなので、一応対応しているとはいえ、きつかった、、、

正直フィットしたとは言えない、、、明らかに浮いている、、、、そして、このしたにニット帽などをかぶることが想像できない、、、、

モデルチェンジをして写真の様により格好良く、より頭のおさまりもよくなったと聞きますが、自分にはやはりきついことが明確、、、

頭が小さい人はこの選択ができて羨ましい、、、やはり、軽いに越したことはないですからね。

紹介アイテム&他おすすめアイテム:

Black Diamond ベクター:

Petzl シロッコ:

ブラックダイヤモンド(Black Diamond) ベイパー:

ブラックダイヤモンドのハイエンドモデルのヘルメットベイパー。

ブラックダイヤモンドのヘルメットの中で最軽量!!

 S / MM / L
頭の周囲53-59 cm58-63cm
重量188g199g

ブラックダイヤモンド(Black Diamond) ビジョン:

新しく出た、ブラックダイヤモンド ビジョン!価格帯はベクターと同等モデルですが、

デザインがかっこよくなりましたね。

今買うなら、このビジョン買うかな、、、、

 S / MM / L
頭の周囲53-59 cm58-63cm
重量230g245 g

ブラックダイヤモンド(Black Diamond)ハーフドーム:

 S / MM / L
頭の周囲53-59 cm58-63cm
重量330g350g

もしかしたら、ブラックダイヤモンドのヘルメットで一番人気かもしれないハーフドーム。

価格からでしょうが、正直なところ気にしないのであれば、これで十分な気もします。

上記のモデルたちが1万〜1万5千のところ、6000〜7000円なのはお財布には優しいですね。

実際、プロのガイドの方も実際よくこれ被ってますし。

しかし、ブラックダイヤモンドのベクターやビジョンに比べて 100g ほどの差がありますし、やはり少しチャッチー感じは否めません。

作業場のおっさん感も、、、それが逆にええかな?

Petzl ボレオ(メンズ)ボレア(レディース):

Petzlのお手頃モデル、ボレオとボレアです。

こちらもお求め安いですが、上位モデルと比べると100g以上重たくなってしまいます。

まとめ:

ヘルメットも登山靴の様に頭の大きさ、頭の形状で相性があるので、一度はどこかで試着してみることおすすめしますよ!

私も、ペツルがよかったですが、自分のデカイ頭とは相性が悪かったですしね。

とにかく、相性もありますが、かっこいいと思うものを手に入れて、少しでも安全に登山を楽しみましょう!