LOWA Weisshorn(ローバー・バイスホルン)GTX レビュー・雪山・厳冬期登山靴におすすめ

【レビュー】LOWA Weisshorn(バイスホルン)GTXは雪山・厳冬期登山靴におすすめ。

厳冬期も問題なく使える、雪山用登山靴 ドイツメーカーのLOWAのWeisshorn(バイスホルン)GTXの登山靴の6年間使用した感想とレビュー記事です。

結論を言ってしまうと、私はこのバイスホルンGTX(現行品は: Alpine Expert GTX )でとてもよかったです。色んな日本の雪山から、ヨーロッパ最高峰のモンブランも問題なく登らせてくれました。今でも現役!

○つま先と、かかとにコバがついている、ワンタッチアイゼン対応!

○厳冬期登山靴にしては軽い!それでかつ、断熱材もしっかりしていて、つま先が寒すぎると感じたことは今のところありません!

○なおかつ、このライトグリーンのカラーリングとデザインも最高にかっこいい!!

雪山用の登山靴をお探しの方、LOWAのブーツが気になっている方の参考に少しでもなれば幸いです。

この記事の内容
  • LOWAバイスホルンGTXの詳細(外観・機能)
  • サイズ感
  • 6年間使用した感想とレビュー
  • レビューアイテム紹介
  • 関連記事紹介

LOWAバイスホルンGTXの詳細(外観・機能)

外観:

サイド:

LOWAバイスホルンGTXの詳細(外観・機能)

バック:

LOWAバイスホルンGTXの詳細(外観・機能)

斜め後:

LOWAバイスホルンGTXの詳細(外観・機能)

斜め前:

LOWAバイスホルンGTXの詳細(外観・機能)

トップ:

コバもつま先&かかとにあります:

もちろんですが、ワンタッチアイゼンも問題なく装着可能!

概要・機能

部分説明
アッパー:マウンテニアリングスプリットレザー/マイクロファイバー
ライニング:GORE-TEX, PrimaLoft® 400g
インソール:Insulate Pro Alu-Coated フリース
ミッドソール:DuraPU®
アウトソール:VIBRAM® Alp Trac® Ice
重量:870 g/1足
靴紐の金具:オープンand クローズド フック
他金具:Roller Eyelets
靴底張り替え:可能

特徴一覧:

出典:LOWA

ANATOMICAL FIT (解剖学的フィット):

解剖学に基づいた形状のPUフォームをまとったカーボンファイバーのインソールによる自然な土踏まずのアーチを描くことで抜群のフィット感。

実際、自分の足には合っているようで、フィット感はとてもいいです。

CLOSE TO THE GROUND(クローストゥグラウンド):

地面との感覚を失わないための、可能な限り低く作られた形状。

CLOSE TO THE ROCK(クローストゥロック):

爪先の地面との感覚、爪先での乗り込みの感覚を出来る限り失わないための平らな爪先形状。

このつくりのおかげか、足先や足裏の感覚がいいので、岩場を登る時や、アイゼンをつけての岩場、アイスクライミングをする際も、安心して踏み込めます。

HARD STABILIZER(ハードスタビライザー):

ナイロン接合部のスタビライザーはハードな山のアクティビティーをサポートしてくれます。

実際、6年か7年以上使用して、現在もバリバリ現役です。アイゼンの先を突き刺して、アイスクライミング状態で止まっているような時も、このスタビライザーが効いているのか、ふくらはぎが疲れにくい印象ですね。

RESOLEABLE(ソール張替え可能):

LOWAは靴底の張替えもしています(有料)

厳冬期での使用が多いので、私自身まだ張り替える必要性が無いですが、張替えも可能なのでほんとうに10年以上普通に使えそう。

SHOCK ABSORBER(ショックアブソーバー):

インソールと統合されたクッション性に優れたかかと部分。

FIT WING(フィットウィング):

サイドについているフィットウィングにより、かかと部分のより良いフィット感とコントロール性能の向上をしている。

SLINGSHOT(スリングショット):

かかと部分に設置されたスリングショットにより、抜群のフィット感を作り出しています。

上記3つの特徴もあり、フィット感は大変よく、長距離の歩行も疲れにくいですね。

実際、モンブランの山行も13~14時間歩きっぱなしでしたが、何とか歩けたのはこの機能のおかげかもですね。

GORE-TEX(ゴアテックス):

言わずと知れた、高い通気性にもかかわらず、高い防水性を備えたレイヤー素材により、防水かつ、高い通気性により、ブーツ内を快適な状態に保ちます。

実際、汗も沢山かきますが、ぐちょぐちょになって不快になることは今のところ無いです。

PLIMALOFT(プリマロフト):

プリマロフトと呼ばれる高い保温性を誇る断熱材です。これにより足先を冷えから完全に守ります。

防寒機能も大変いいと思いますね。アルプスの4000m級の山にも何度か登りましたが、今のところつま先が冷えすぎてつらいというような経験はしてないです。

VIBRAM(ビブラム):

ビブラム社の高品質なソールにより高いフリクション性能で安全な歩行を可能にします。

サイズ感:

登山靴に関しては、メーカーによって若干、幅広だったり、幅狭だったり、と違うので、あなたの足の形によって、相性がどうしてもあります。

実際、履いて合うものを購入することをお勧めはします。

悲しいかな、あなたが気に入ったデザインの登山靴があなたに合うとは限らないのが現実ですが、参考に、自分の足の実測値と、実際の登山靴のサイズを参考に載せて置きます。

実際このLOWAのバイスホーン(現行 Alpine Expert GTX )はあたしの足にはあっているので、日本人の足にも合いやすい印象です。

ヨーロッパメーカーのものはたまに細いな!!と感じることも多々あるため、日本人の足向きなメーカーなのかもしれません。(他のLOWAブーツを沢山履いてきたわけじゃないのでここは信じないように!)

普通のハイキング用ソックスをはいた状態での足のサイズが

実測値:26.1~2cm

もう少し、厚手の厳冬期用のソックスをはいて26.5cm以上といったところでしょうか。

そして、紹介していて愛用しているこの登山靴のサイズは

日本サイズで27.0cm

UKサイズで 8.5 のものでちょうどよかったです。

私の場合、冬用のソックスを着用すると、26.6~7な感じだったので、UKサイズ8.5にしましたが、ソックス着用で26.5cmくらいであれば、UKサイズで8のもののほうがちょうどいいかもしれません。

実際の使用感と感想:

現在、6年間かそれ以上使用していて、メインでフランスアルプスでのガイド登山の複合ルートでも使用してきましたが、安心して信頼の出来るブーツです。

今まで特に問題は無いですね。

アイゼンを装着しての岩場でのクライミング、雪氷でのアイスクライミングでも、スペックでもうたっている通り、厳冬期のごつい登山靴の割りに、足の感覚がわかりやすく、クライミングもしやすい印象です。

それに軽い!!

軽いって言っても重たいんですが、厳冬期用の登山ブーツって考えた時にかなり軽い印象。

なんだかんだ、長距離歩くんで軽いのは助かります。

モンブラン登った時も、これ以上重かったらやばかったかもですね。

紹介アイテム:

Lowaの登山靴はスポーティーでデザインもかっこいいですよね!

って自分は好きなだけですが(笑)

テンションもあげさせてくれるかっこいいデザインに、機能性も抜群!厳冬期の相棒として長年活躍してくれて、色んな雪山を登らせてくれてます。

今ではほんとうに感謝!こいつと出会えてよかったです。

これからの雪山の相棒に自信をもっておすすめします!

まだ見ぬ景色を相棒と一緒に見に行きましょう!

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