フィッシュグリップはプラスチックの安い奴が結局1番オススメ!!
Actibu Outdoorのヤスです。
フランスで休日には大好きな釣りやアウトドアを楽しんでます。
YouTubeでActi-bu Ch フランスの釣り試行錯誤 というチャンネルでフランスでの釣りの様子をマイペースに配信しているので興味があれば覗いてみてください。
ということで、フィッシュグリップ、みなさんはどのタイプを使ってますか?
自分もいくつかフィッシュグリップを使ってきましたが、
最終的に色んな要素において1番コスパが高いと思うのはプラスチックのフィッシュグリップです!
え!そんなんで大丈夫なの!?
と思う方もいると思いますが、あなたが10kgオーバーの青物で使用したり、メーターオーバーのアカメで使いたいというなら別の話ですが、
そのような特殊なモンスターみたいな魚を狙っているんじゃなければ、プラスチックのフィッシュグリップで十分だと思います!
- フィッシュグリップを使う理由
- フィッシュグリップの注意点
- プラスチックタイプのホールド力
- プラスチックタイプは魚を傷つけにく
- プラスチックタイプのデメリット
- おすすめのフィッシュグリップ
フィッシュグリップって何?:
フィッシュグリップとは様々な形や大きさや種類の違いがありますが、基本的な用途は魚の口を挟み込んで、魚を掴むための道具です。
フィッシュグリップを使う理由:
魚を確実に安全に掴む:
1番メインの理由はおそらく、確実に魚を掴むためだと思います。
素手で魚を確実に掴むのは思っている以上に難しいです。
魚によって持ち方は様々ですが、代表的な持ち方の一つはブラックバスのように下顎を掴む、いわゆるバス持ち。
または、エラの中に手を入れて(エラは傷つけないように)持ち上げるエラ持ち。
しかし、持ちやすい魚もいますが、大きさの割に口が小さかったり、持ちにくい形状をしていたり、
魚特有のヌメリもあるので、しっかり掴んでいるつもりでも、暴れられると滑ってすぐ外れてしまったりすることも多いです。
そもそも、鋭い牙が生えていて、直接口をつかめない魚もいたりします。
そうでなくても、鋭利な部分のあるエラがあったり、ヒレなんかは魚が暴れると一瞬にして凶器に変わってしまいます。
持ち上げた魚を落としてしまったら、魚も可哀想ですし、
指が牙で切れたり、魚が暴れた時にヒレなどが刺さったりしないように、フィッシュグリップでしっかり魚をホールドすることで怪我防止にもなります。
素手ではなく確実に魚を掴んでくれるフィッシュグリップを使う方が、魚にもアングラーにもいい場面があるわけです。
それに、ルアーフィッシングの場合、トレブルフックが2つ3つ口についた状態で、暴れている魚の口を掴むのは非常に危ないのは容易に想像がつくかもしれません。
フックを外しやすい:
上記で説明したように、牙が鋭かったり、暴れた時にエラやヒレが刺さるような魚はフィッシュグリップで確実に魚を掴んだ状態の方が、
安全に、そして迅速に魚の口や、口の中からルアーを外すことがしやすいので、そうゆう理由でも魚にとってもアングラーにとってもメリットがあると思います。
アングラーは怪我をすることもないし、迅速にルアーを外してあげれた方が元気な状態で魚もリリースしてあげることが出来ます。
魚に触りたくない:
フィッシュグリップは使う魚や使い方を間違わなければ、魚にとってもアングラーにとってもいい道具になり得ますが、使い方次第では魚に必要以上のダメージを与えてしまう道具にもなるので、
フィッシュグリップをあえて使わなくてもいい魚には使わないのがベストだとは思います。
しかし、確かに魚に触らずしてルアーを魚から外してあげてリリースが出来ることもあるので、それは、とても良い場合はあります。
魚によっては直接触られて体の滑りが取れることで、弱ってしまう魚もいるので、”魚を触りたくない”ではなく魚を触らないようにリリースしてあげれるようにという理由で使う方がいいのかと思います。
魚を持ち上げるのに使うには注意が必要:
このように魚を持ち上げて物撮りしている写真を多くみますが、
魚を持ち上げる際は気をつけなければいけません!
というのも、魚によってはフィッシュグリップのみで下顎だけに全体重が乗っかってしまうと、下顎を壊してしまう可能性もあるからです。
魚の顎の強度に対して、体が大きい魚もいますから、十分に理解して、気をつけてあげないと、顎を破損させてしまうことになりかねません。
持ち上げるだけなら大丈夫でも、その状態で魚が暴れたりロールしたりすれば、確実に顎が壊れます!
下顎を貫通する可能性が高い:
それに、よく議論にも上がりますが、フィッシュグリップが、魚の下顎を貫通してしまうこと!
フィッシュグリップで掴んだ状態で魚が暴れると、十分に注意をしていなければ、簡単に下顎の薄皮を貫いてフィッシュグリップが簡単に貫通します。
その状態で魚が暴れると貫通した穴を広げて、写真のように損傷を大きくしていきます。
火傷や疲労に比べれば、穴が開くような怪我は魚にとったら、治りやすい怪我のよ雨ですが、穴が開かないに越したことはありません!
フックで開く穴とフィッシュグリップで開く穴では大きさも違うのでもしかしたら治らないかもしれませんし、治りが遅く、その間に傷の影響で弱ってしまうこともあり得ます。
プラスチックの安価なものでも全ての要素を満たしてる!:
プラスチックのフィッシュグリップでもホールド力は十分!:
この状態でこの重たいバッグを揺すったとしても外れることはありません。
ロック機構になっているのでロックしてしまえば、フィッシュグリップを開く方向に強く力をかけなければ、フィッシュグリップの口が開くことはないので、大概の魚は確実に掴んでくれます。
ある程度大きな魚であっても、大きめのサイズのプラスチックのフィッシュグリップを使えば、大抵の魚種はこのタイプのフィッシュグリップで十分なことがほとんどです。
プラスチックタイプは魚に優しい:
素材がプラスチックなだけあって、魚を傷つけることがありません。
金属製のものであれば、その硬さゆえに、そして鋭利なものが多いので、下顎に穴を開けてしまいやすいし、口周りの骨や歯を折ってしまうこともあるかもしれない。
それに、プラスチックタイプは魚を挟み込む口の部分が丸くて、表面積が大きいので、下顎を貫通することはまずないし、プラスチックの柔らかさゆえに、歯を傷つけることも少ないわけです。
それゆえ、小さすぎる魚はそもそも物理的にフィッシュグリップを口の中に入れられない可能性はありますが、それほどの魚であればフィッシュグリップを使わなくていい場合の方が多いので、そこは大きな問題にならないことの方が多いでしょう。
ヨーロッパではプラスチックタイプ以外あまり使われていない:
フィッシュグリップはヨーロッパでは正直あまり使われていない!
使われているとしても、プラスチックのものが多いです。
それは恐らく魚に対する意識の違いがあるのかもしれません。
ヨーロッパは日本以上に魚を保護しようとする意識が高く、渓流魚だけでなく淡水域の魚は基本的に禁漁期間が厳密に決められていたり、キーパーサイズも決められています。
それに、ライセンス制で国によっては、試験に合格しなければライセンス取得出来ない国もあります。
そのように、魚を保護しようとする意識が高いこともあるからか、フィッシンググリップを使用しないアングラーが多い気がします。
ヨーロッパでルアーフィッシングのメインターゲットとして有名なノーザンパイク。
鋭い牙を持っていて、もちろんバス持ちなんか出来ません。
それこそフィッシュグリップを使った方がいいのでは?と思うような魚であるが、
フィッシュグリップで持ち上げている写真をSNSで見ることはほとんど無いのです。
それは、恐らく魚を必要以上に傷つけてしまう可能性が高いからでは無いでしょうか。
体調が長い魚なので、頭の大きさに対し体が大きく重く、それに対して顎がものすごく強いわけでも無いので、特に大きな個体はフィッシュグリップだけで持ち上げると、下顎に負担がかかりすぎるわけです。
それに体長が長い分、暴れるとロールしがちなので、より顎を破壊しやすくなります。
そうゆうこともあって、こちらのアングラーはフィッシュグリップを使っていません。
フィッシュグリップで魚を持ち上げている写真をSNSにアップしたりすると一部のアングラーから賛成しないというコメントが来たりするほどです。
なので、フィッシュグリップを使っていたとしても、そのほとんどがプラスチックのものが多いと思います。
それはやはり1番魚を傷つけないモノだからではないでしょうか?
魚をホールドしてくれる十分な性能はあるし、魚を傷つけにく、そして安いのである!
ヨーロッパ以外でも、アマゾンや東南アジアの方でもガイドが魚をホールドするのにプラスチックのフィッシュグリップを使ってくれと言っているのをみた事もあります。
フィッシュグリップの主流は世界的にみると、そういった観点からプラスチックのものが主流なのである。
デメリットは少しコツがいること:
デメリットは操作に少し慣れが必要なところだろうか、、
トリガーを引くだけで、フィッシュグリップの口を開閉出来るものがある中、
プラスチックの物はハンドルの部分を開いて口を開けて、握ることで口を閉じさせロックさせるので、少し手前であるのは確かである。
それに、魚を挟む部分も金属製のものに比べて大きく魚の口の中に入れるのが難しい場合が多々あるかもしれない。
使い方:
①上の写真のように取っ手部分を開くと、魚の口を挟むところが大きく開く。
②軽く取っ手を握るとフィッシュグリップの口が閉まる。
③そこから握り込むとカチっとロックがかかり簡単には開かなくなる
そこは慣れることで、ある程度カバー出来るし、それ以上に魚を傷つけることが少ないことを考えれば、それくらいの手間はデメリットにはならないだろう。
そんなに確実に魚を取りたいのであれば、ランディングネット持ってこい!って話ですし、基本的にはランディングネットでサクッとすくってあげて、フックを外す時の補助的な使い方でフィッシュグリップを使うのが1番だと個人的には思っています。
おすすめのフィッシュグリップ:
1番はプラスチックのものがコスパ最強!!
もちろん1番はプラスチックのフィッシュグリップ。
大きさも、小さいのから大きいモノもあるので大体の魚のサイズをカバー出来るのでは無いだろうか!
特にリリース前提の釣りにおいては、プラスチックのもので十分であろう!
*フィッシュグリップの中でも圧倒的に魚に優しい!
*そして十分すぎるほどのホールド力!
*価格もリーズナブル!
*海外ではプラスチックのものが主流で、金属製のものを使っている事自体好まれない。
絶対的な強度が必要なシーン:10kg以上の青物をフィッシュグリップで引き抜くような用途に使わない以外はプラスチックのフィッシュグリップで十二分すぎる!!
欧州が誇る有名フィッシングメーカーのラパラのフィッシュグリップもプラスチックのものである!
2番はスミスのイージーフィッシュグリップ22:
このフィッシュグリップは正直おすすめだと思います。
個人的には使ったことはないんですが、かなり定評あるようだし、構造や形状を見ても、魚を挟み込む部分が丸くなっており、魚の顎も貫通しにくくなっているのがわかる。
それに、かなりの強度とホールド力があるので、プラスチックのものだと非力すぎるような青物のような大きな魚で使う場合は、スミスのイージーフィッシュグリップ22はかなり良いフィッシュグリップではないだろうか!
青物などを狙うようになれば、自分はこのフィッシュグリップを購入すると思います。
3番は言わずもがなBOGA GRIP:
最後は言わずもがな、ボガグリップ!
フィッシュグリップといえばボガと言っても過言ではないくらい、超有名なフィッシュグリップである。
このフィッシュグリップもベストとは言えないが、魚を挟む部分が比較的丸くなっているので、魚を傷つけにくくなっている。
それに、強度はお墨付きですし、
シャフトの部分が回転する機構になっているので、魚が暴れてロールした時にハンドルを強く握って固定していたとしても、シャフトが魚の回転に合わせて追従して回ってくれるので、魚の顎を破壊してししまうことも少なくなる。
それに、計量計もついていて、公式記録の証明にもなる正確なもののようなので、魚の重さも測れてしまうのだ!
魚に優しい観点から言えばベストではないかもしれないが、それを踏まえても、総合力は最強かもしれない。
それでもスペックは怪魚やメーターオーバーのようなモンスターを狙っている人以外にはオーバースペックなので、そのような特殊な人以外が基本的にプラスチックのもので十分じゃないだろうか。