
みなさんはじめまして、Actibu Outdoor ヤスです(Actibu Ch)。YouTubeでフランスのルアーフィッシングをメインに配信しとります。
普段はパリのセーヌ川や運河、池で、パーチやザンダー(パイクパーチ)、パイクをルアーで狙うとります。釣った魚は基本的にリリースしとります。
最初に正直に書いておくと、キャッチ&リリースは魚を傷つける行為には変わりありません。楽しいけーやりたい、という釣り人のエゴじゃと思うとります。この考えは、2020年にこの記事を最初に書いた時から変わっとりません。
それでも釣り人は、釣りを通して自然や魚、環境のことを考えるようになります。自分にとって釣りは、自然と人間をつなげてくれるアクティビティです。じゃけー、リリース前提の釣りをするなら、魚をリスペクトせんといけん。こっちができる配慮は、できる限りするべきじゃと思うとります。
この記事では、自分が魚を傷つけんように気をつけとることと、そのために使うとる道具を書きます。ただ、どの道具も「誰にでも必要」というわけじゃなくて、魚の種類や釣り方(おかっぱりか、足場が高いか、ウェーディングか)で変わります。自分の釣りに合わせて選んでもらえたらと思います。
先に結論:一番大事なのは水の外の時間。道具ならまずランディングネット
| 順番 | 道具 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ランディングネット | 足場が高い所でも魚を落とさずに取り込めて、そのまま水につけて休ませられる |
| 2 | バーブレスフック | どこに刺さってもスッと抜けて、傷がほとんど残らない |
| 3 | フックリムーバー | 早く安全にフックを外して、早くリリースできる |
| 4 | フィッシュグリップ | 人による。グリップがある方が早くリリースできるなら使った方がいい |
- 道具より大事なのは、魚が水の外にいる時間を短くすること
- 1つだけ勧めるならランディングネット。バーブレスにしとってもしとらんでも、ネットが先です
- 本音を言うと、結局は全部おすすめです。ただ、どれが必要かは魚種と釣り方で変わります
目次
- 一番大事なこと:魚が水の外にいる時間を短くする
- ランディングネット:自分の釣りでは必需品
- バーブレスフック:どこに刺さってもスッと抜ける
- フックリムーバーとプライヤー
- フィッシュグリップはいらない?
- 魚の持ち方:パイクはエラ持ちでも水平に
- まとめ
一番大事なこと:魚が水の外にいる時間を短くする
道具の話の前に、自分が一番大事じゃと思うとることを書きます。それは、魚が水の外にいる時間をできるだけ短くすることです。
記念撮影は、撮る前の段取りを考えておく
自分も釣れた魚の写真は撮りたいです。じゃけー、撮影の段取りを考えるようにしとります。正直、今でもうまくできん時はありますが、考えておくことが大事じゃと思うとります。
- 魚をネットに入れたら、ネットごと水につけておく
- その間に携帯やカメラを用意する
- 準備ができてから魚を水から上げて、さっと撮影する
- 撮ったらすぐネットに戻して、水につける
ファイトの後は、ネットの中で休ませてから
ファイトの後の魚は酸欠気味です。釣れてすぐに撮影するんじゃなくて、まずネットの中で水につけて休ませてから撮影します。撮影の後も、必要ならまた休ませてからリリースしとります。
弱っていない魚は、とにかく早く返す
逆に、弱っとらん魚はとにかく早く返します。小さな擦り傷を気にするより、早く水に返す方が大事じゃと思うとります。ぶっこ抜ける魚はぶっこ抜いて、早く返す。ラフに見えるかもしれませんが、丁寧にしすぎて水の外の時間が長くなったら本末転倒です。
ランディングネット:自分の釣りでは必需品
ランディングネットはずっと使うとります。魚種や釣り方によるけー、誰にでも当てはまるとは思いませんが、自分の釣りでは必需品です。
なんでネットが必要なのか
自分がよくやるパリのストリートフィッシングは、足場が高い所が多いです。パーチはほとんど引き抜けますが、大きいのが来た時や、ライトタックルで釣っとる時は別です。
ザンダーやパイクは大きくなるけー、引き抜くのは現実的じゃないし危ないです。足場が高いとハンドランディングもできません。ネットがないと、階段やはしごのある所まで、魚を引きずり回すことになってしまいます。
パイクは牙があるけー、ハンドランディングするなら、いなして弱らせてからエラ(エラの上)を掴むことになります。ネットなら、その前にさっとすくって水につけておける。魚の疲れを減らせるのが一番大きいです。
ほとんどの釣りで、ネットがあった方が魚にはええと思います。じゃけー1つだけ勧めるならネットです。
今使っているランディングネットの組み合わせ
今はシャフト、ジョイント、フレーム、ネットを別々に選んで組み合わせとります。
| 部分 | 使っているもの | メモ |
|---|---|---|
| シャフト | テイルウォーク キャッチバー改 スーパーマイクロ 300 | 3.0m、12本継ぎ、仕舞37cm、546g。本体13,000円 |
| ジョイント | プロックス タモジョイント PX864K | レビュー記事 |
| フレーム | がまかつ ラグゼ フィッシュケアランディングネット4ピース LE809 | 4つ折りのアルミフレーム。3サイズ全部持っている |
| ネット | プロックス 交換用ラバーランディングネット | 55×40cmに19型(深さ60cm)、68×50cmに22型 |
(スペックと価格は2026年11月時点のメーカー公式。価格は税別)
フレームはその日の釣りでサイズを変える
| サイズ | 重さ | 使う場面 | ネット |
|---|---|---|---|
| 45×35cm | 約250g | パーチがメインの日 | 付属のラバーコーティングネットのまま |
| 55×40cm | 約300g | 一番よく使う。パイクやザンダーも入れやすい | プロックス 19型 深さ60cm(クリアを黒に染めて使用) |
| 68×50cm | 約442g | 使う頻度は一番少ない。ウェーダーで行く時 | プロックス 22型(コンニャクカラー) |
45×35cmは、合う交換用のラバーネットが見つからんかったけー、付属のラバーコーティングネットのまま使うとります。55×40cmには、プロックスのクリアのラバーネット(PX89419C60)を買って、黒に染めて付けとります。染め方はラバーネットを染める記事に書いとります。
LE809の本体価格(税別、2026年11月時点)は、45×35cmが5,500円、55×40cmが6,200円、68×50cmが6,700円。プロックスの交換用ネットは、19型 深さ60cmが2,300円、22型が2,500円(税抜の希望小売価格)です。
ラバーネットのメリットと、向かない場面
ネットはラバーにしとります。よかった点はこんな所です。
- 魚の粘膜を削ぎ落とすことがほとんどない
- そのせいか、ネットの中で魚がおとなしくしてくれることが多い
- 網が太いけー、ネットごと地面に置いた時に一枚上の層になって、魚が地面にべたっと付かない
気になる所は特にないです。かさばる、重いと言う人もおりますが、個人的には全然気にならんレベルです。魚のダメージが少ないなら、全然気になりません。
ただ、流れの速い川や、潮が動いとる海で、長く伸ばしたネットを入れると、水の抵抗が大きくてすくいにくいと思います。自分はそういう所であまり釣りをせんけー、はっきりとは分かりません。シーバスなど海の釣りでランディングに時間がかかるなら、水切れのええナイロンの方が、トータルで魚の負担が少ないこともありえると思います。
じゃけー、一概にラバーがええとは言いません。でも、自分のような釣りや、日本ならバスなどの淡水、トラウトなら、基本的にラバーネットの方が絶対ええと思うとります。
持ち歩き方
フレームは専用ケースに入れて、バックパックの中に入れとります。シャフトは短いけー、バックパックの外に付けとります。
釣り場に着いたら組み立てて、フィッシュポンドのウェーダーベルトに付けたプライヤーケースに掛けとります。このプライヤーケースは専用品じゃなくて、ダイワのライフジャケット(膨張式じゃないベストタイプ)に付いてきた、面ファスナーでどこにでも付けられるものです。どこのものでもええと思いますが、ちょうどネットを掛けるのによかったです。今の装備はダイワ ヒップバッグの記事の後半に書いとります。

最初の1本は、リーズナブルなものからでいい
ネットは、ロッドやリール以外では結構高い道具です。最初は、自分が前に使うとったOGKのランディングシャフトミニセットのような、シャフトとネットのセットからでええと思います。
ただ、ええものを使う方がランディングがスムーズで、安心感もあります。結果的に魚にも優しいです。
バーブレスフック:どこに刺さってもスッと抜ける
自分はずっと、ルアーのフックを全部バーブレスにしとります。一番の理由はスリルとゲーム性ですが、魚へのダメージが圧倒的に少ないのも理由の一つです。
カエシがないけー、どこに刺さってもスッと抜けて、傷がほとんど残りません。結果的に釣りも楽しくなるし、魚へのダメージも減ります。ネットの次に、絶対に勧めたいのがバーブレスです。
メリットとデメリット、ビッグベイトのセッティング、カエシの潰し方は、バーブレス・シングルフックの記事に詳しく書いとります。


フックリムーバーとプライヤー
フックリムーバー:スタジオオーシャンマーク HR165S
フックリムーバーは、スタジオオーシャンマークの HR165S を2021年頃から使うとります。もう5年くらいになります。
考え方はフィッシュグリップと同じで、早く安全にフックを外して、早くリリースするための道具です。魚種や釣りのスタイルで必要なら、使った方が圧倒的に早いです。フックを外すための道具だけあって、いろんな場面で早く外しやすいけー、おすすめです。詳しくはHR165Sのレビュー記事に書いとります。
プライヤーはルアーの大きさで使い分け
| 道具 | 使い始め | 使う場面 |
|---|---|---|
| ラパラ マグ スプリング スプリットリング プライヤー RCDMPS4(15cm) | 2021〜2022年頃 | ビッグベイトの大きいスプリットリングから、小型プラグのリングまで |
| スミス スプリットリングオープナーEX | 2024年頃 | 渓流ミノーのような、とても小さいルアーのスプリットリング |
ラパラは、昔使うとったダイワのプライヤーを失くした代わりに買いました。大きすぎんのに、ビッグベイトの大きいスプリットリングも、小型プラグのスプリットリングも開けられる、かなりバーサタイルなプライヤーです。
ラパラの公式情報では、グリップの中のマグネットの反発で開け閉めする仕組みで、スプリング式みたいに壊れたり反発力が落ちたりせんそうです。メーカーの対応サイズは#1までですが、自分はビッグベイトの大きいリングにも使うとります。
スミスのスプリットリングオープナーEXは、友人がぶちええと言うとったので買ってみたら、実際すごくよかったです。ビッグベイトの大きいリングはしんどいので使いませんが、とても小さいルアーのスプリットリングを開けるのにすごく便利です。公式では、フックのカエシ潰しにもおすすめされとります(オールステンレス、全長113mm、推奨リング#0〜#3、1,900円+税)。

フィッシュグリップはいらない?
「フィッシュグリップ いらない」で調べて来られる方もおられるので、自分の考えを書きます。
結論から言うと、魚種と釣りのスタイル(おかっぱり、足場の高さ、ウェーディング)で大きく変わると思うとります。グリップがあった方が、早くルアーを外して、撮影するなら撮影して、リリースまで持っていけるなら、使った方がええです。
自分は出番が少なくて、今はラパラのプラスチックのグリップ(RFFG9)を、ヨーロピアンシーバスを釣りに行く時だけ使うとります。パーチやザンダー、パイクではほとんど使いません。人によってはグリップがある方が早くリリースできるなら、勧めます。

ただし、使い方によっては魚を傷つけます。下の写真は、フィッシュグリップがパイクの下顎を貫通してしまったところです。

選び方や使い方、魚を傷つけない持ち方は、フィッシュグリップの記事に詳しく書いとります。
魚の持ち方:パイクはエラ持ちでも水平に
パイクはグリップを使わず、エラ持ちしとります。エラ持ちで縦(垂直)に持ち上げるのは、ヨーロッパでもみんなやっとるし、自分も最近までやっとりました。
でも、それは魚に負担がかかると思うけー、これからはエラ持ちでも、もう片方の手で体を支えて、水平に持つ持ち方に変えようと思うとります。
まとめ
キャッチ&リリースは、魚を傷つける行為には変わりありません。それでもリリース前提で釣りをするなら、魚をリスペクトして、こっちができる配慮はできる限りしたいと思うとります。
一番大事なのは、魚が水の外にいる時間を短くすること。道具なら、まずランディングネット、次にバーブレスフック、それからフックリムーバー。フィッシュグリップは人によります。本音を言えば、結局全部おすすめです。ただ、どれが必要かは魚種と釣り方で変わるけー、自分の釣りに合わせて選んでみてください。
関連アイテム
一番よく使うがまかつ ラグゼ LE809の55×40cmです。
パーチがメインの日に使う45×35cmです。
ウェーダーで行く時に使う68×50cmです。
シャフトのテイルウォーク キャッチバー改 スーパーマイクロ 300です。
ジョイントのプロックス PX864Kです。
55×40cmに付けとるプロックスの交換用ラバーネット(19型 深さ60cm、クリア)です。自分は黒に染めて使うとります。
68×50cmに付けとるプロックスの交換用ラバーネット(22型)です。
最初の1本におすすめのOGKのセットです。自分が使うとったのは前のモデル(ミニセット340)で、こちらの「2」は使ったことはありません。
フックリムーバーのスタジオオーシャンマーク HR165Sです。
ラパラ マグ スプリング スプリットリング プライヤー RCDMPS4です。
スミス スプリットリングオープナーEXです。
ヨーロピアンシーバスの時に使うとるラパラ フローティングフィッシュグリッパー(23cm)です。










